私はまた
怒っていました
言葉の伴わない愛は
がらくたで
行為のない言葉は
大嘘という罪悪で
誤解させ
不安にさせるような
そんな愛なら
ない方がましなのだと
跳ね除けました
だけど
愛は愛でしょう
私が区別して
正確に
値踏みできるような
価値のある愛と
価値のない愛
また
良い愛と
悪い愛
そんな違いはなかったのです
人が誰も
完璧ではないならば
人は誰も
完璧な愛し方も
できずに
時には
言葉に出せず
何の形にもできず
伝わらず
跳ね除けられるような
下手な愛し方を
しながら
遊んでいるのでした
そして
私にとって愛の区別とは
受け取れたか
受け取れなかったか
気づいたのか
分からなかったのか
でしか
ないのでした