2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

121 泣いたとしてもよくて

常々私を苦しめている、この現実の薄さが、またある意味では、知らずしらずのうちに、私を救ってもいるのだと気づく。 もう何もかもが視えなくなり、なんの訳もわからなくなったとしても、誰かがどこかで大丈夫だとささやいてくる。私は根拠がない言葉に馴れ…

120 引っ越し中

神という言葉ではうまく捉えられない それでも他に表現ができないからそうしているだけだ 言葉はあまりにも不自由、 身体はあまりにも画一で 並んでみれば誰もが小さな蟻のようで その内容物を外見に表さない 人の個性には無限の色があるように 毎日、毎日、…

119 開放宣言の一

様々な人と出会うに連れ 話をするに連れ 途方に暮れるような気持ちになることが増えた もうどうしようもないのじゃないかという諦めが 心の奥底をかすめることもしばしばあった 何を施そうとする前にやめる気でいる自分の失望のはやさが 恥ずかしく残念で仕…

118 夜を越えれるか

もういいかなぁ、と思うことが増えた。心地いい諦めのような、穏やかな満足のような、音もなく静かに着地したような感覚が、時々顔を覗かせるように、そよ風のように香ってくる。朝を待つことは難しいままだけれども、あれほど欲しかった"真ん中"の気配がし…

117 20220717 日記 手紙

はまっているか、はまっていないかが大切だよね。 たとえば、努力したいといったときに、私の中の回路でつながるのが、大変なことだったり、苦しい感じのすることだったり、ただ何かの勉強をすること、になっているの。 このことだけの話じゃないんだけど、…

116 成る

多くのものを望まない。 ただ息を吸う。それから吐く。 ただ立っている。 私にはとある名前がある。 呼び方はなんでもいいし、いくつあってもよいけれども、それは私の存在を示している。 その名前を知っている人がいる。 それが私のことだとわかる。 今、目…