2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

138 ここが私の星。

ささやかに、ささやかに、 水面下で育まれているなにか。 あたためているなにか。 そういうものが必ず外に染み出てくることを信じているわけです。 「今はまだ何でもない」と、思ってばかりでいてはいけませんね。 私はとっくになにかになっていて、とっくに…

137 白を吸う

どうかあまり深く、 考え込んでしまいませんように どうか気楽に、 遊んでいましょうね 遊びのように生きていたらいいんです 遊ぶように努力して 遊ぶように愛してください 楽しんでいますか 深刻になりそうになったら 白く白く 照らしてみてください もっと…

136 あなたに伝えたいこと

わたしは繰り返し、繰り返し、とてつもなく忌々しい記憶を思い出す。 そのたびに苦しまぎれに、恨みがましい演出を含んだ、毒のような言葉をぶつけようと試みる。 あの人は何も言ってくれないし、ニコニコ笑っていて、よろこんでいる気すらする。 どうして?…

135 たとえ言葉を持たなくとも

言葉はあとからくるもので その証拠に、 言葉であらわさない想いであっても、 すべてお見通しの存在がいるではないですか 言葉を使わなくても通じあえる存在など 本当にいくらでもいるではないですか 言葉がなければわかりあえない人から 「なんでも頼ってく…

134 紅葉の記憶

ありふれて贅沢で 何でも手に入るこの時代で 快適なことを、快適だと、喜んで感じて おいしいものを、おいしいなあと、喜んで食べて 優しい隣人たちと、一緒にいられるこの時間を 幸せだなあと喜べる。 そういうことができたらよかったのに。 それだけでよか…