135 たとえ言葉を持たなくとも

言葉はあとからくるもので

その証拠に、

言葉であらわさない想いであっても、

すべてお見通しの存在がいるではないですか

 

言葉を使わなくても通じあえる存在など

本当にいくらでもいるではないですか

 

言葉がなければわかりあえない人から

「なんでも頼ってくださいね」、と言われたとき

あなたは言葉にできる範囲のことしかお願いできないのですが、

言葉でなくてもいいのならば

そのことに気づいたならば

もっともっとたくさんのことが手伝いあえるし、重荷を預けあえるのです

このすばらしい事実に気づいてください

 

ちょっとした違和感、

言葉にあらわせないけれども大変なこと、

意味がわからないが悲しく、耐えられないと感じること、

できないと感じること、

すべてそのまま預けてください

 

言葉にしようのないことでも“言う”ことや“頼む”ことができるならば

助けてもらうことができます

 

わたしにとって重いことが

あなたにとって軽いならば

預けます

 

そしてまた、

あなたにとってなにかが重いとき

それがわたしにとって楽に持てるならば

助けます

 

そうやってすべてが噛みあうようになっています