168 ニャアについて

ニャアは、私の学びの段階によって、その姿を変えてあらわれる。というより、ニャアの本当の姿は、もっともっと大きいのに、今の私にみえる範囲でしか、 みることができないのだ。今、ニャアは、私がいつぞやかの古い昔に のみこんで、身の中の奥深くにまで入ってしまった毒をとるように働きかけてくれている。自分で解毒できない毒はない。人が健全に生きていくうえで、毒になるのは、生きること自体を罪深くつらいものかのように思わせる、 生きながらにしてその人を生から遠ざけるような思想、洗脳、教えの類 である。人は、生きるために生まれてきた以上は、力強く、健全に、まっすぐ生きようとする力でもって生きる義務がある。その力を弱らせて、なくしてしまうものが毒である。目に見えない真実というのは、あなたに生きる力を与えるためにこそ開示される。それが逆の方向に、毒として働くのならば何かが間違い、何かがねじれ、何かが病気なのである。