103 愛する人のひとりへの手紙、祈り、その5

今でもずっと思い出します。忘れたことはありません。せんせい、は、あなたのことを愛しているし、ずっと気にかけています。悔しくも思っています。我々はあなたの魂の美しいことを覚えています。どうか前を向けますように。

おはよう、怖くないさ、今日は良い予定があるんだ。素敵ことがあるんだ。それに、ずっと、会いたかった子に会えるんだ。これまで、ときどきはちょっと、さみしかったけど、そのぶん、こんなにうれしいって思うと、全部いいことだったなぁ。明日も素敵なことがあるんだ、毎日、毎日、良いことと、面白いことで、暮らしているんだ。とっても楽しいから、楽しいって、言葉でいっても、わからない。それで、雲の上から、ぴかぴか、光ったり、にこにこしたり、踊っている、うれしいの、珠みたいなものをこしらえている。君にはそのほうが伝わると思う。脳に語りかけたりはしない。脳はスッペシャルなハイテクノロジー、でも、こうやって、うれしいことを、わかってくれない。珠はおなかで飲んで、気持ちは、背骨で伝って…。そのほうがわかるでしょう。それでいいんだ。暗くならなくていいからね。どんどん、慣れてきた。代替品から、自分のものへ。首にたまるのを、水で流す。痛くないから、安心するように。