75 傷つきたいとき

真意は流れ星のように一瞬で通り過ぎて、掴むことができない。

また、全員が遠くなった。

深夜にコーヒー、飲みたいなら飲めばいい。
もう誰も咎めない。





あなたが傷つきたいと決めたときそれを止める術がない。いくら表層的にそろそろやめよう、こういうフェーズは終了しようと思っても、もっと偉いところ(管理室みたいなところの人、ハイヤー)と話し合って決着したのでなければ、実際には扉は開かない。開くための鍵を貰えない。
そもそもちょっと表面でつらいとか思ったところで、根本的なところまで相談して設定を改めなければ、やめられないということ。みんな邪魔できない。真剣に応援したいから、手出しできない。自分のみでなく、みんなに、非常につらい思いをさせてる。それでも、これは承認されたプロジェクトだから実行しないといけない。なぜか? やりたいから。
織り込み済みのことばかり。
承諾したことだけが降ってくる。
つまり、自分に沿って生きようと思うとき…これは全員にあてはまることでもないが…それなりに大変だということを承認するわけだ。今までは深層でだけ承認していた、でももっと包括的に承認するわけだ。だけど、不思議なことに、それを承認すると、もっと大変になるのに、もっと喜んで生きられるんだよ。もっと近しく、もっと安心して生きられるんだよ。大変なのにかかわらず!
あなたは美しいものになろうとしている。世界に美しいものを届けようとしているんだよ。ただ愉快だから闇をくぐりたいわけではない、まぁ、その言い方も間違っちゃいないが…。
エンジンがまわってきたような気がする。
鍵の音が近づいてきている。