54 全部を殴ってやりたい 20211228

年末のふり返りと整備をしているつもりです

一年昔のことは、遠い過去世のようにみえます

あたしの眼は、変わってきた。

時間が、今までのような、時計の針の動く時間とは思えなくなった

もっと伸びちぢみしている
もっとふわふわとのびやかでいる

と、みえるようになった

ふり返りもぴんと来ないくらいだ

こうして一層をかさね
宝石ができていく。

何万年、何億年とかけて。

そこに一瞬の雷が
亀裂を入れたりすることも
美しい模様をつくる。

不純物が
鮮やかな色をつくる。


お前は、

本当はもっと美しい

本当はもっと美しい

本当はもっと美しい、と、

怒鳴り散らして、胸ぐらをつかんで、

殴ってやりたい。

それなのに、
「今、美しいものを、つくっている最中」の奴らを、
邪魔できない。

こういうことでいいのですか、
と、
神のようなイメージにたずねる。

ぼくには、ぼくのことしか、わからない。


すぐに誰かに吠えたがるような子は、今がまさに痛いのだろう、と、思う。
痛い! と、叫ぶ代わりに、何か攻撃的なことばを、他人に向かって刺してしまうだけだ。

痛く、怖く、そして哀しいのだろう
哀しくなくなるときがくれば、大丈夫になるだろう
いけないことをしているとか、叱ったところで、すぐにやめられる奴はいないさ

ああ、哀しいのだな

と、思う

思うだけで他に何をしなくとも
伝わることがある

肯定も否定もしなくてもいい

そうなのだな

と、みる、ことが

究極には
魂を癒やしたりするから。