53 冬至のあたり お手紙なんてもうやめたい

冬至を前に…
また何かの大きな糸がぷつりといってしまい
いい加減にしてくれよと
諸々の、生きてきた軌跡に対して怒り出したり
これまで繋げてきたものも
すべてを切らなければいけないと思ったりして
まぁ、そう感じるくらいだから、もう切れているのに違いない
なんとなく怖いから繋ぎ止めたい、というだけで…。


全部のことを話したい
知られたくないことはない
身体がどこに行ってどうしたかはどうでもよろしい
幻想みたいなものだ
昨夜どんな夢を見たとしても
現実に及ぼす力は大したことはない
私の本体とその力が
どのような経路と移り変わりで
どんな色合いをもって流れてきたのか
どんな含有物があって
どんな温度で…
誰も知るよしがないのに
誰かが知っているとずっと思ってきた
だから手紙も書いてきた
だから伝えてきたつもりだった
時々めちゃくちゃになって途切れてしまうが
繋いできたつもりだった


疲れた、とかではない
もっともっと仕事がしたい
ただ
本当に精度の低い、なんというか
レプリカのモデルで練習していたみたいな、
今までのやり方を
ちょっと申し訳なく思う

もちろん大切なことだったと
愛しくも思うけれども

本物の道具を使い始めたら
もっと真剣さが必要だろうね
たまのイベントのときだけに
遠くのお星さまに
お願い事をしている
そんな場合じゃあないんだよ
ここに居てよね

言いたい

私は
依存しない
私はこの足で立つ

この足で立つので
そこに居てよね

言いたい

約束をしたなら
必ず守られる
なぜなら
約束を破ったりしてみるのは
人間が
面白おかしく
遊んでいるだけ
だから

そんなことも面白いよ
傷ついたりしてみるのも
面白いし

だけど
重力が下に向かっていて
りんごを上に投げて遊んでも
すぐに落ちるように

思ってみなさいよ
言ってみなさい

そのことが約束となり
叶う

…必ず。