ずっとプロフェッショナルのつもりでいました。少なくとも、そうなる過程にあると思っていました。そのことは変わらない。それから、職業としての仕事など持たない子供のうちから、仕事に対して何よりも真剣でした。ときどき自分の感情や他人のことを視野外にしてまで。魔法のことも知っているし、呪術のことも知っています。祈祷や医療のことも知っています。
もっと適切にエネルギーを取り扱えればよかったんだけど。溺れてしまいました。色々難しくて。
でもこれからは違う。激しくなろうとしなくてもいい、全部の力を散り散りに流して空にしなくてもいい。留めておいてもいい。
留めておいたほうが、適切に使える。空にしてしまうとどうなるか。空いたところは埋めなければならないので、埋めようとしつづける。何かを入れてしまう。素敵なものから、粗悪なものまで、何にせよ、何か自分ではないものなので、安定的ではない。
蓋を全部開けて、そこら中を芳しく誘惑して歩き回るのは辞めること。自傷満足が終わらない。「傷つくことで救済している」と思っている。そんなんなら救済なんて言葉は取り外すこと。全員が傷ついているだけ。ひとりも楽にならないので。方向さえ良くすれば素敵なのよ。大丈夫だからキョロキョロしないこと。
