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穏やかにゆとりを持って生きることは、がむしゃらに努力をしたり、頑張って生きることよりも、断然難しい。
考える余裕がある、ということは、自分の心に沿った選択が、出来てしまう。
それでいいの?
それでいいの?
と、毎秒、毎秒、問いかけられている。
それは、昔のように、正しい方を選ばなければいけないという、切り詰めた、焦りを含んだものではなくなったものの、
ほんとうに?
ほんとうに?
より、深く、真剣に、妥協を許さない。
もう、いい加減に嘘を付く時代は終わった…。
ほんとうのことを選ぶことが、少し痛いとしても、すぐ過ぎ去ることだ。あとあともっと良くなるように、回っていく。
私のことも選んでいく。
大切な子だと思って、選んでいく。
今日も嫌なことがあった。
今日も良いことがあって、楽しいことがあって、嫌なことがあった。
また、今年も積立が始まるのか。
崩して、溜まって、崩して、また溜まる。
積み立てることをやめてしまえば…
きっと遥かに軽く、気楽で、水の流れるように、柔軟に、優しく、あたたかく、安定して…
生きている限り積み立てることは避けられない、
生きているということは、けがれがたまるものだと
思ってきた。
だけど
まだまだ持たなくていいものを
たくさん持っているのだ
さらに軽くなっていく。
嫌なことを嫌だと言える。
他人に言ってどうなる。
それは積立方式にほかならない。
私は私に喋りたい。
嫌なことがあったなら伝えたい。
それを聞きたい。
それだけのことだ。