私に私を見せないでほしいと思うような事柄が続いて続いて仕方がない。
どいつもこいつも私のようなことを言い、私が見たくないものを見せてくるじゃないか。
不愉快なシンクロ。
気がついてしまったからすべてがそう見えるのかもしれない。
でも、気がつくようになったらもう戻れないんだ。
今日も誰かが何かを言う。
あるいは、する。
あるいは、ただ、居る、もしくは居ない。
そのとき走馬灯のように脳裏にひらめく。「あ、まただ、また自分だ」。
なんにせよ、こんな話は誰にも理解されようがない。説明するのにすら難儀するのに。
本当にチラシの裏にでも書くしかないような気づき。
言いようがない話。
言いようがないものは、どこかに投げ捨てておかないと溜まっていけない。
自分に関係のないものは基本的に目の前に出てきたりしないし、
出てきていても気に留めないから分からない仕組みになっている。
本当に関係のないものならば一生関わらずに終わるのだから。
いちいち書いていられない。
まるで映画のエンドロールのよう、私の総集編とでも言いたいかのように見せられて・・・。
誰かが笑って言ったのよ。失敗したら、首でも吊るしかないって。
どうしてそんなことを言うわけ?
冗談でもとんでもないでしょう、やめて・・・。
その瞬間パッと思い出すの。
確かに私は同じことを思った。
今まで何回言ってる? 死ぬしかない、ホームレスになるしかない、飛び降りる・・・
いや、言っていない。
頭によぎったろうが、口には出したことはなかった・・・
それを今、彼が口に出してくれたわけだ。
こういうことは「復習チェック」かもしれない。今の君ならどう捉えますか? いつかあなたが言ったことでしょう・・・。
あるいは、こう。
自分の性格や状況の一部を踏襲して倍にしたような感じの人が目の前にあらわれて・・・。
これはあなたです、
あなたに対して、あなたはどう見る?
と言ってくる。
あなたの注意が向くものはあなたに関係があるんです。
それがどんな種類の注意だとしても。